3. プロバイオティクスとプレバイオティクスの違い

項目: プロバイオティクス  // プレバイオティクス

定義: 生きた善玉菌 //　　　善玉菌のエサになる成分

主な働き: 善玉菌を腸内に直接届ける  //   善玉菌の増殖を助ける

摂取源: ヨーグルト、発酵食品など  //  食物繊維やオリゴ糖を含む食品

例: 乳酸菌、ビフィズス菌  // ラフィノース、フラクトオリゴ糖、野菜や果物

プロバイオティクスが善玉菌そのものを体内に補充するのに対し、プレバイオティクスはその善玉菌を増やすサポート役となります。両者は相互補完的な関係にあり、どちらも腸内環境を整える上で重要です。

4. シンバイオティクス（Synbiotics）とは？

シンバイオティクスとは、プロバイオティクスとプレバイオティクスを組み合わせた概念で、善玉菌とそのエサを同時に摂取して相乗効果を得ることを指します。

具体的には、以下のような食品やサプリメントが例として挙げられます。

例 •　ヨーグルトにオリゴ糖を添加した製品

•　プロバイオティクスを配合した食物繊維入り飲料

•　乳酸菌入りのサプリメントにイヌリンを配合したもの

シンバイオティクスは、善玉菌を補充しつつその定着を助けるため、効率的に腸内環境をサポートできる点が特徴です。